「塩谷哲トリオ ライブ 2014」Delicious Breeze

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【Delicious Breeze】(オリジナル/未収録)

2年前(2012年)のトリオのツアーのときに作られたオリジナル曲。ソルトさん初のストレートな4ビート。ベースに乗って軽やかに進行するピアノが気持ちいい。

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私は大好きな曲で、初めて聴いたときの衝撃は今でも覚えている。正式な音源はないのだが、この曲を含むライブを収録・放送したFMラジオの録音に成功し、ヘビーローテーションしてハマっていた。今回も演奏してくれて嬉しかった。メンバーも好きで、前回の観客の評判も良かったからに違いない。

ピアノのメロディーからいきなりスタート。音の並びというか節回しというか、なんかソルトさんっぽくていい。ちょっとつっかえて戻って、つっかえて戻って。らしいなあ。

高音に上っていって、そこで際立つベースの♪ボンボンボンボンという4ビートに心が躍る。続くピアノの調べにぴったり合っているドラム。きっと簡単ではないのだろうな。でもトリオが感じられて、再び飛び込んでくる4ビート。聴いてる立場からすると、もうゴキゲンになるよ。

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1拍あってからの、Bメロに入る前のピアノのワンフレーズが毎回楽しみだった。高音でかわいいパターンだったり、飛びながら入っていったり。飛びパターンが今回は多かったかな?

Bメロでピアノは自由に展開。のびのび。はつらつ。楽しそう。まさに「気持ちいいそよ風」。ビートに乗って切れ目なく続く音。流れ星のようなフレーズ。軽快に弾くソルトさんの姿を見ながらピアノ・ベース・ドラムの音を聴いていると、なぜか泣けてきてしまった。最近は楽しい曲でグッとくるので困る。

高音で粘ったり、鍵盤を左右に行き来したり、とても書き切れないくらい、日によって自由だった。軽やかに攻めるピアノ、という感じ。ソルトフレーバーも散りばめられていて、もう、たまらない。陽介さんも山木さんも気持ちよさそうで、この曲が好きなんだなと感じられた。

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続いてベースメインのBメロ。ピアノの流れを引き継いでの疾走感が、嬉しい。陽介さんのアレンジもふんだんに入る。山木さんはブラシからやがてスティックで軽いリズム、ピアノは控えめに伴奏。このポロポロ鳴る伴奏も私は好きなんだよなあ。陽介さんは頷きながら最後のフレーズを弾き、ソルトさんにバトンを渡す。

今度はピアノとドラムのかけ合いだ。ピアノは曲のフレーズを取り入れながら。ドラムはそれに応えながら時には激しく、時には間を取り。基盤に曲の軽やかさが保たれていてベースも支えてくれているので、とても心地よい。名古屋や東京では10回も応酬が続いた。流れでドラムソロになったときもあった。

ピアノはAメロに戻る。再びこの音の並び。そうそう、これこれ。つっかえて戻って、もう一度Aメロ。今度は強くなっている。高音に上って♪ボンボンボンボンの4ビートも力強い。

ついにエンディング。ピアノはAメロ最後のフレーズを高くなりながら繰り返し、ドラムがスティックでかわいく踊ってから(山木さんは笑ってる)、ピアノもかわいく♪ピピッと鳴って終了。この終わり方も毎回微笑んでしまった。

あー、ホント好きだわ~、この曲。一人盛り上がってごめんなさい。

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